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Ms.Lindaのバスケット


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by mslinda
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煮干しを解剖してみました

煮干しを解剖してみました_e0166814_107274.jpg


夏休みの宿題です。
中学一年の息子の理科の自由課題の一つに『解剖』という文字を見つけました。


かねてからやってみたかったのです。
この本。

煮干しの解剖教室 (オリジナル入門シリーズ)

小林 眞理子 / 仮説社



サイトもありました。こちら →

私も一緒にやってみました。
意外と簡単だったので、小学二年の弟も自由研究にしました。

ホントに意外と簡単だったのです。
しかもわかりやすい。

手とつまようじとピンセットがあればOK。

以下ややグロいです。
でも煮干し=ミイラですので枯れた感じですので、ワタクシでも十分耐えられました。




煮干しはなるべく大きいもの7~8cm以上がいいですね(既に経験者の先輩風口調)。

まずエラ辺り頭と胴体をちぎり、頭のてっぺんから頭部を二分割します。
早速色んなものが出てきますよ。
煮干しを解剖してみました_e0166814_10182257.jpg
まずは目玉。焼き魚でとろっと美味しいところはミイラ化してますが水晶体はあいかわらずキレイです。
目玉の後ろの頭蓋骨の中に脳が入ってます。
脳はやわらかいので爪楊枝でそっと取り出すと、図の通りのキレイな形に取り出せます。
それからゴマ粒サイズの耳石。
耳の穴はありませんが、この耳石で音や水流を感じとったり左右のバランスをとったりするそうです。


煮干しを解剖してみました_e0166814_10224699.jpg
頭部の下半分はエラとさいは(鰓耙)。
エラは魚が呼吸するところですね。
細い血管がびっしり並んでいるので赤茶色です。
さいはは、口の先に向かって並んでいる櫛状の白い部分で、のどにエサを送りこむじょうごの役割をします。



煮干しを解剖してみました_e0166814_10272011.jpg
さて、今度は胴体をたて半分に割ってみます。
背骨を大きく取ることができます。
背骨をよく見ると白い糸のようなものがあり、これが脊髄です。
背骨をうまく取れずに折ってしまった末っ子は、脊髄だけつながってて「おー脊髄でぶらさがっちゃったよ」なんてやってました。意外と強いものです。

あ、頭部からも視神経が取れました。こちらも意外と太かったです。



煮干しを解剖してみました_e0166814_10312212.jpg
ますますグロくなってきました。内臓です。
ボロボロになってしまい、ちょっとこの辺は苦心しました。

煮干しを解剖してみました_e0166814_10325984.jpg
内臓割れずに取ることができました。


他にも精巣、卵巣も取ることができました。



考察。
三寸ほどの小魚にも五分の魂。
脳にはやられました。
7mmほどのサイズですが、大脳、中脳、小脳、延髄がしっかり観察できるのです。

この煮干しさん(カタクチイワシさん)は生前何を考えていたのでしょうか…

理系な息子はそんなことは考えなかったでしょうな。
by mslinda | 2011-09-05 10:39 | 日々のできごと
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